みなさまこんにちは

2014_0608_105234-DSC_1129先週末は連日雨模様
くわえて 札幌や旭川では
PM2.5が注意喚起の量を大きく上回って飛んで来ているとかで
うちのチビさんも午前中のまだ曇り空の下での外遊びはとりやめ
部屋の中で 生まれて初めてのかくれんぼ

かーさんが隠れると
(タオルケット被ってうずくまるとか カーテンの後ろに隠れるとか ぜったいわかるでしょって隠れ方なんだけどね) 
まず見つけられなくて
「かーさんどこー?」と聞いちゃう 笑

返事しないでいると(だって返事したら意味ないものね うふふ)
そのうち泣き声になってくるので
離れたところを探しに行ったら「ここだよ~」と言うと また戻ってきて見つけられない
そんなのを繰り返しているうちに 私が笑うのをこらえきれずに
ようやく かーさんを見つけて 嬉しそう

生まれて初めての かくれんぼ なんてこんなもんですわね 笑



こうして遊び疲れてチビさんはお昼寝してくれたのですが
そういう日に限って 土砂降りだったりして お客様もまばら

でもね
悪天候の中でもいらしてくださったお客様が何組かいらして。。。涙
本当にありがとうございました

中には なんと三度目になるリピーターの方もいらしたりして(感激です)

昨年 種を蒔いた Gallery teto² が
小さな双葉からすこしづつでも成長し 蕾を付け 花が咲きはじめているようで
幸せを感じる週末でした





さて前置きが長くなりました 

さっそく ご紹介がまだの作家さんに登場していただきましょう

本日の作家さんは
わたくしと同じガラス作家さん

お若くて美人で これがまた いいお嬢さんなんですわよ~旦那!!! (失礼 ふざけ過ぎました)


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小国香織(おぐにかおり) 
さん 
で~す


道東のある町で 窯を築き独立し
リサイクルのガラスを溶かして
吹きガラスをなさっている作家さんです



リサイクルガラスを使っていることについて
彼女いわく
「環境のことを考えてこのガラスを使い始めたわけではないので(知人に勧められたのがきっかけ)
あえて「エコ」とかって 謳ってないんです」  って
謙虚~!



リサイクルガラスというのは 

2きれいな無色透明のガラスではなく 
コーラの瓶の色が薄くなったような 多少青みがかったガラスで
しかも気泡や不純物なども混ざっているので
食器を製作するにはいろいろな意味で
かなり制約がある生地です(特に透明なガラスで食器を作りたい私などにとっては)

また ガラスを吹く際 
冷めていく速度が速いと制作が難しくなる(ガラス用語で足が速い生地といいます)
のですが
リサイクルガラスはこの足が速いタイプ


このちょいと癖のあるガラス生地を使って製作なさっているので
私は憧れと羨望のまなざしで小国さんを見ております



現在 日本各地のガラス工房では
生地の透明性が高く 安定した性質の 調合された原料を 原料屋さんから買って
それを各自の窯で溶かして使うのが一般的です
わたくしもそうです
(中にはわたくしの師匠のように自分で調合までやっちゃう作家さんもいます)
(また 昔は 空き瓶集めてラベルとって洗ってそれを材料にしていたガラス工場もたくさんありました)


そういうガラスと違う リサイクルガラスの利点は 
新しく調合された原料を利用するより
すでにガラスになったものを溶かすので融解の時の熱量が少なくて済みます
また 原料そのものは 
再生工場で使用済み蛍光灯から水銀などを取り除いたガラスなので
廃棄するものの再利用・・・お財布にも環境にも優しいのです

廃蛍光管からのリサイクルガラスは
クリスタルのような透明感は望めない代わりに
どこか懐かしい 昔の ゆがんだ窓ガラスのようなゆらぎを感じる
また 民芸ガラスを思わせる風合いのガラス生地なのです

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はい!ここらで  そもそもガラスとは何からできてるの?
どんなふうに溶かして  あの透明なガラスになるの?
と思ったお方!
…その説明はとても長~くなるのでまたこんど
興味ある方はブログ読み続けてください 笑 いつか(きっと)記事にします
私もきちんとした説明が出来るよう勉強し直しておきますね~


小国さんは
自分の作りたい作品世界とその生地の特性を見事にマッチングさせて
素敵な作品を作られていますのよ


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わたくしは
彼女の作品の中でも
そこかしこに雪国の匂いを感じる
小さな花器やぺ-パーウエイトを
気に入っております

きっと小国さんの窯のある町って
水と空気がとってもきれいで
雪景色がキラキラと繊細に輝いているんだろーな~

ガラス作品は真夏の暑い季節には 
とても似合うものですが
小国さんの作品は
きっと雪の舞う季節でも素敵だと思いますよ

ということは・・・
一年中 窓辺なんかに飾っておくのが 
よろしんじゃないでしょうか?
うふふ


ではでは本日は
この辺で

ごきげんよう