由仁町 工房ワタリガラス 日々のあれこれ   

北海道由仁町にあるガラス工房と小さなギャラリー                                                       日々の暮らしの中でささやかだけど幸せをくれる                                                         丁寧に作られたクラフト作品や・アートを                                                              作家の手からあなたの手へ                                                              

January 2016

こちらは日々の雑多ブログです
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雪のペンキ屋さん

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チビさんが保育園でいろいろな童謡を覚えてきます




わたしも童謡が好きだったので 忘れていても 
チビさんがへんてこな歌詞で歌っていると
「あ!その歌 本当はこんな歌詞でしょ!」って 
横からちゃんとした歌詞で歌ってあげます


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でもこの歌は正確な歌詞 
さすがに忘れてた









           雪のペンキ屋さん

                    ゆきのペンキやさんは
                    おそらから ちらちら
                    おやねも かきねも ごもんも みんな
                    まっしろく まっしろく そめにくる

                    ゆきのぺんきやさんは
                    おおぜいで ちらちら
                    おやまも のはらも はたけも みんな
                    まっしろく まっしろく そめにくる


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大人になって あらためてちゃんと歌詞をよんで・・・

いい歌だね~


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東京で暮らしていた時だったら
そう思わなかっただろうなぁ





今は本当に
おやまも のはらも はたけも みんな
まっしろくまっしろく染まっている真ん中に住んでます


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リハビリからウォームアップへ

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先日 
このブログの“復帰への道のり”シリーズを読み返していて・・・

窯に火を入れる直前あたりはバタバタで 
「焼き戻しの窯の説明をしますね~」とか予告しているのに
すっかり忘れているし・・・ 笑

このシリーズ 
「ガラス屋さんのお仕事って 興味深いです」と言っていただくことが多く
専門的な話は適当に流してもらえればいいので
続けて書こうかな。。。と思っていたので

暇を見てちょこちょこ更新しますね~
(でもこんな手前味噌でないスマートな作家さんの方が多いと思いますのでその辺は誤解なく 笑)





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本日は
最近のお仕事をちょっとご紹介




吹きガラスは 
鉄のパイプの先にドロドロに溶けたガラスを巻きとり
風船を膨らますようにして形を作ります

空中で吹きこみ 形作るやり方(=宙吹き)や
型に吹きこむやり方(=型吹き)などがあります


自分が作りたい形や
ガラスの表面に残したいテクスチャ―などにより方法を替えるわけですが


同じ型に吹きこむのでも

吹きこむ前のガラスの肉厚や形状
吹きこみ方(冷ましてなのか熱めの時なのか 一気に吹くのか少しずつなのか・・・等)
やり方が違うだけで
ずいぶんと違うものが出来ます

また吹きこんだガラスを括って外し
ポンテと言う 別の鉄の棒の先につけたあと

焼き戻しつつ開いて行く時の 開き方でも 形状がまったく違うものになります

*ガラスの吹き方はまた後日イラストでも書いてご説明しますね~(これも忘れんとこ 笑)



つまり同じ型でも 吹き方などでいろんなバリエーションの作品が出来るわけです


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こんなかんじ

(これみんな同じ型に吹きこんだもの
色入れたりや広げ方や型吹きの後さらに宙吹きもしたものなどで5種類出来ました)




リハビリで
これまでの定番ものの中でリクエストの多かった作品を吹きつつ

こんなかんじで 新しい作品もちょこちょこ試作しております
(これが結構楽し~




やっとね 
自分の中で新しい物作りたい気持ちもムクムク湧いてきました





リハビリからウォームアップに入った感じ 笑



ちなみに5種類の中でこちらとこちら
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もっと詰めてみようかな。。。






新作は形がどうというより “静けさを湛えたガラス” が吹いてみたいのです





また後日書きますが・・・・・

4年 ガラス吹いていなくって
まったくできなくなっていたこともありましたが

実は以前はできなかったのに
スムーズにできるようになったことも多々あるのです


なんでなんだろう・・・?


体に無理に力が入っていたからなんだろうか。。。


それに
出来ないな。。。と思っても ちょこっと見方を変えたりできるようにもなったりで


リハビリは順調です 笑




そして確実に 何かが変わった気がしてます
(同じデザインのものも作ると何かが違うのです)



ま そのお話しはまた後日



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わたしにしては珍しく色入れたりして・・・
(このヨモギ色 気に入っているのです)


お団子入れてみましたよ


食いしん坊だから
よく 何を盛るかでイメージが湧いたりします 笑






あぁ 吹きガラスは楽し・・・・・


離れ離れでも

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先週頭の低気圧
道内大雪だった所の方々
お見舞い申し上げます

今日明日は本州でも大雪だそうですね

雪投げ(雪かき) 慣れない雪の中での移動

皆様どうぞお気をつけて
(特に屋根に登る方などは 必ずお二人以上で!)



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昨年10月半ば
自分の仕事のためとはいえ
嫌がるチビさんを無理くり保育園に入れました

まだまだ3歳児
やりたい放題し放題のお年頃


チビさんには
長時間 自分の中からわき出る欲求やらを封じ込めなければならぬ生活を強いていること
本当に申し訳なく思います

思いますが・・・

あれから3カ月
こうして吹きガラスの仕事を再開してみて
いかに自分にとり ガラスを吹いている事が大事なのかも身にしみて感じており

我が家においては 母親の精神衛生的には 
日がな1日 チビさんと二人きりより
ずっとずっと健やかに子育てできるな。。。。というのが正直な感想です 笑



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また

一人っ子のチビさんにとり 
自分以外の他の子供の存在は
なによりもよい刺激や教えにもなるようです
(猫兄弟はたくさんいますがね 笑)






子供同士遊ぶ機会も
これだけ辺鄙な田舎だと 車で親がいちいち送り迎えしなければ
子供の足では到底行けないところにしか友達の家はないので
作ってあげることが難しい

保育園に迎えに行くと キャーキャー言いながらお友達と遊んでいる姿を見て



いろんな意味でも
自分が思っていた以上に保育園に助けられてます





小学校卒業の年齢くらいまで
団体生活はいらないのでは…という極端な意見も
まんざら間違ってはいないと思っていた自分でしたが・・・


保育園に預けようが預けないで育てようが
大事なことは 

子供の欲求や心やからだの変化に一緒にいられる時にどこまでこまやかに目を配れるのか…
一緒にいられない時の子供に どこまで思いをはせられるのか…に尽きるのだなぁ

預けて自分が働いている間
その子がどんな気分でいたか
帰ってきた背中をさするとわかるくらいになりたいものです





また・・・

親にはタイプがあるのですね




母親業を喜びと出来る人もいれば
仕事をしながらの方がずっと穏やかな気分でいられるというタイプがあるという事

自分がどちらかなのかは
私の場合正直子供が出来るまでわかりませんでした

むしろ前者だと思っていた 笑

でも子育てしてみて
自分は後者であるという事
そしてそれは決して悪いことや後ろめたい事ではなく
それを無理してがんばろうとしてストレスためるより
自分のタイプを早めに見極め
そのタイプらしく子育てすることが大事だと言う事


最近 無理なくそう思えるようになり
やっと少し救われました(幼いうちは預けず育てる方が絶対いいと思っていたから)




今も離れ離れを強いる心苦しさと
ガラスを吹く事で得られる 何にも代えがたい心の平安と
天秤にかけている後ろめたさは日々あります




保育園の存在に心から感謝しつつも
チビさんの健やかなる成長のため
何がいいのかを悩みながらの日々です





それぞれの家庭で
それぞれの子育て

何が正解かはないのだと思う

「仕事をする親かしない親か  どんな親のもとに生まれたのかもその子の運命」

子育て支援サンターの先生がよくそう言ってた
その意味がわかるようになりました




チビさんはガラス屋の母ーさんのもとに生まれ
忙しくてあんまり相手にはされずとも
その背中を見ていろいろ感じて育って欲しいなぁ。。。

保育園に日中お任せする分もしっかり仕事して
何かが伝えられれば それも立派な子育てですものね



❀*❀*❀*❀*❀*❀*❀*❀*❀*❀*❀*❀*❀



そのチビさん

保育園で一番好きな子は?と大人に聞かれると
「Tちゃん!」と嬉しそうにいつも同じ女の子の名前を言います

でも
続けて
「TちゃんはねE君が好きなんだって~」とも
(なぜか嬉しそうに言います Tちゃんの話なら何でもいいみたい 笑)


先日は
「かーさん E君はTちゃんちに遊びにいったんだって・・・」と話してくれました
(お!ジェラシーか?笑)


Tちゃんが気になって仕方ないのね


かわいいっ!




明日は日曜日

久しぶりにたっぷり遊んで離れ離れの1週間の埋め合わせ 笑





本当の星になってしまった 

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今週はDavid Bowie氏の訃報で始まりました

あぁ 
今もまだ 彼の死が 心にぽっかり穴があいたような喪失感を遺している



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今週はそんなわけで 
追悼の意味で 
連れ合いに以前お古でもらって仕事着にしていた
BowieさんのTシャツ着ながらお仕事


あ~でもこのTシャツもうこれ以上汚せない。。。





わたくしの連れ合いは無類の洋楽好き
知り合った頃訪ねた狭いアパートは所狭しとCDのタワーが出来ていたほど
その音楽好きが高じて 
最近まで18年間も某レコード会社に勤め店長もしておりました


一方的に惚れん込んだ弱みで
彼の好みを理解したいと
彼が好きだという洋楽をいろいろ聞かせてもらっているうちに
私も洋楽好きに


そんな彼に付き合って間もないころ
一番最初に好きになったアーティストは誰?
そう聞いたら

David Bowie

なんでも高校生の時から彼に魅了されずっとファンだとか

そんな連れ合いのBowieさん愛はものすごくって
家には畳1畳より大きなBowieさんのポスターもあるほど 笑

連れ合いの影響で自然と私もBowie氏を崇拝する信者に


彼の生み出す作品は
いつだって まるで玉手箱をひっくり返したようにキラキラしていて
美しく力強く
気持ちをギュッとつかむ物がありました



どの年代でも粋で唯一無二で
「こんなカッコイイじじいになってよね」って
いつもライブ映像見ながらため息交じりに連れ合いに言ってたっけ 



そりゃ神と崇めるBowieだって 
いつかは死を迎えることぐらいはわかっていたけれど・・・



あ~あ
それにしてもなんだろうこの喪失感



連れ合いの落ち込み方はもっとひどく
それを見かねたチビさんが
「お空でおばーちゃんやメイちゃん(ニャンコ)達と話してるよ」と励ましてました 笑 




我々にとっても そしてアーテイストの世界においても
真のスターだったBowieさん


本当の星になってしまった





大好きな曲はたくさんあるけれど 私はこの曲が一番かな。。。
(今頃フレディーと天国でジョークでも言いあっているんだろうか)



Boweiさん
たくさんのキラキラした曲をありがとう

心よりの哀悼の意を込めて

さようなら





世界で一番寒いガラス工房


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皆さまお元気でしたでしょうか?
お久しぶりです!


昨年までブログは
チビさん寝かしつけてなんとか夜中に起きだして更新しておりました

でもガラス吹き始めたら。。。。。

起きれません 笑

起きれないどころか かなり体力落ちているので
仕事を終えて夕飯作っている最中からもう瞼が重い

昼寝しなかったチビさんが夕ご飯食べながら
こっくりこっくりふね漕いでることありますが
その横で母―さんもふね漕ぐ日常(久しぶりに高校の体育系クラブのあとの夕飯時のような疲れです) 笑

なかなか更新できません。。。
(そうそう1月6日でこのブログもめでたく3年目に突入





お仕事の方は・・・ 
正月ボケなんてものになる暇もなく 2日より工房仕事始めておりますよ

ノルマないし リハビリだし~ って言い訳できるからなのか
こんなにも仕事するのが楽しいとは 笑
(4年前までは正月休みから抜け出るのが大変で大変で 笑)




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小寒も終わり寒さも本番
(降り積もった雪がダイヤモンドのようにキラキラしております)


それにしても うちの工房は寒い!
ガラス工房なのに!!!





窯の熱効率考えて 断熱材でしっかり包んでいるので
1300℃にもなるガラス溶かしているのにその熱は全く外へ伝わらず 

D型のトタン張り倉庫なので 夏 熱がこもり暑いだろうと
建物にはいっさい断熱材は入れてないので
室温は屋外とほぼ同じ


4年ぶりに吹きの仕事始めて 忘れてました
その工房の極寒ぶりを


外が気温-10℃くらいまで下がった日
朝 工房へ行くと水を張ったバケツが凍りついてる! (窯の火が入っているのに室温3度とな!)
突っこんだままの棹(鉄のパイプ)が凍りついて取れないし~!

朝一番 温度を上げるために点けた焼き戻しの方の窯の火力を強くし 
いざ仕事を始めても
いつまでたっても工房内は5~6℃のまま(吐く息が白いし。。。)

マフラーみたいにタオルぐるぐるに首に巻いて 
毛糸の帽子被って作業するガラス工房って・・・・


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ここは世界で一番寒いガラス工房

なのは間違いないです 笑






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外はもっと極寒

だけどその分美しいものもいっぱい



DSC_2694                                           

                                                
霧氷と言って空気中の水蒸気が木々の枝に凍りついたもの


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            よく見るとちゃんと結晶化していてそれはそれはきれいなんです



         だから作る物も 氷や雪や凍りついた水や霧なんかを連想させるものばかり


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                                                    作品名は氷の板皿と申します

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これは夏に涼しがられるわけです









年賀状たくさんいただきました
ありがとうございます!

このブログ見てくれてる方が意外と多くてびっくりです

みなさ~んお返事は寒中見舞いでいたしますね~


あ!ちなみにわたくしのこの吹きのお仕事
完全復活ではありませんので ご注文はまだ少々お待ち下さいね~♪
リハビリですよリハビリ!笑

今のところなんとか仕事できてはおりますが
採算取れるかどうかはかなり難しいところです・・・ははは

「復帰おめでとうございます」と言われると複雑な気持ち 笑
復帰できるほど仕事できてないから


このまま吹き続けられるか等
どうなるかは3月まで とにかくお仕事しまくって
終わってみて考えます

現在我が家 かなり過渡期
いろいろ不確定要素が絡まって
何一つ確実な事言えないのが現実です

ただ 4月中旬から teto²は今年もきちんとオープンしますよ♪

なので それまでは お試し期間


極寒工房で がんばるのであります 




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更新もしばらくは気まぐれになるかと
でもちゃんと生きてますので
たまに覗いてみてください!



皆様も
寒さますます厳しくなりますこの季節
お体ご自愛くださいませませ






こちらは新作!? まだいろいろ試作中
冬の凍りついた木々が立ち並ぶイメージのような・・・














プロフィール

工房ワタリガラス

北海道の由仁町という町でガラス作家をやっております。冬はガラス屋さん 春から秋まで小さなクラフト&アートのギャラリー(テトテト)の店主をやっております。        
息子(テトさん・ニックネーム)の子育て落ち着くまで こんなペースでお仕事変わります。日々の暮らしのあれやこれ 自分の作品や工房の事、Gallery teto² の裏話等々綴っております。
*ギャラリーの営業情報は右下のリンクより飛んでお読みください。