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おしらせ
25日(土)・26日(日)は 営業が2時からとなります!
6月に入り雨ばかり☂
なんでも「観測史上 これまでの6月としては最も雨量が多い年」だそう
インゲン 芽が出ませんでした
蒔き直し トホホ
さて 今年の春先
雪解けとともに ぱっぱと10日ほどで すんばらしい新玄関を作ってくださった大工のN氏
「そのお仕事のお話しを致しますね~♫」
と 言っておきながらなかなか書く時間がとれず
早 2ヶ月
やっと記事にします 笑
今回は写真を中心にご説明
こちらが 新玄関のついた 壁面の Before (引きの写真)
駐車場もまだ出来ていない時の写真
オンコの木さん 結構大きいです
このアルミの鉄板張りの味気ない壁面左端に
「ギャラリー内の和室のイメージに合う 渋いけれど カッコイイ玄関を!」と言う
かなり無茶な注文をつけた店主のわたくし 笑
しかも使う材料は
以前 大家さんが納屋をつぶした際に出た梁や柱などの古材を貰って取っておいたので
それを使って欲しい…という わがままもプラス
そんな 無茶ぶりにも
大工のN氏
笑顔を絶やさず
こちらの要望をしっかり咀嚼
尚且つもっといいものに昇華させて仕上げてくださいましたよ
その作業の経過をお見せすると・・・
まず 昨年の営業終了後(11月末)
ミニショベルカーで基礎の穴掘り
(ちっちゃい現場監督いますね 笑)
今年の春先 工事の開始は 基礎埋め
(操作しているのがN氏 助っ人はこれまた腕のいい大工U氏)
壁面のケーシングを取り外すと板張りが見えます
それを丁寧に外していくと 土壁が出てきました
(ドアの右側 薄茶色の所が土壁です)
取り付ける ドアの大きさにその土壁を壊し
これまた 以前 取り外してとっておいた
ギャラリーの縁側奥のドアを 再利用で取り付け
次に
そのドアの外側に土間的空間を作るので
埋めた基礎の上に柱や屋根の骨組みを組み立て
(その作業の早さと ほぞやらを掘るお仕事の正確さは見事でしたよ)
取り付けたドアを開けてみるとこんなかんじ
屋根に貼ったトタンも大家さんのくれた廃材(笑)
きれいな赤い波板トタンがあったのを再利用(感謝!)
土間の部分の屋根が完成すると同時に
N氏の真骨頂
古道具の良い建具をたくさん持ってらして
その中から何種類か見せてくれて
選ばせてもらいました
その建具のガラス戸が それはもう素敵!
入口の引き戸も 横壁に はめ込みのガラス戸も
私の大好きな古~い 渋めのデザイン
はまっているガラスは おそらく その昔 ガラス職人さんが
筒状に吹いて切って開いて作ったと言われる板ガラスでないでしょうか?
気泡が入っていたり 機械吹きでは出来ることのない
揺らぎが出ていて
それがまたいい味を出しています
割れてしまっていたところには新しいガラスを入れましたが
実はそれも自分で持っていた板ガラス
そして入口の引き戸の上にも わがまま言って
はめ込みのガラスを入れてもらい
その木枠にワンポイントで ビビットな金赤のペンキを塗りました
この赤が刺し色に入ったことで
ぐぐっとギャラリーらしくなったと自画自賛 笑
(いやいや結構いろんな方にそこ褒めてもらってますよ)
全体のカラーは
最初は使用した木の色そのままだと
「ちょっとまとまりがない感じだね~」と
N氏と言っておりましたが
私の希望で オイルステン(着色剤)の
かなり色の濃い物を塗ったところ
全体がまとまり 落ち着くとこに落ち着いたというかんじに
玄関の意匠と建物とが一体となり
入ったギャラリーの雰囲気を壊すことなく
それどころか ギャラリーの品位が
玄関によってさらに増したと言ってもいいくらい
素晴らしい出来栄え♫
こうして簡単にご説明してみましたが
『神は細部に宿る』という言葉がありますが
N氏のお仕事はまさにその言葉を体現したような
細かいところまで気を配った
でも全体としてN氏ならではのセンスのいいまとまりのある仕事
シンプルな中に 心くすぐられる要素もあり
ぜひ細部も観ていただきたい♫
また古いものを大事にカッコよく生まれ変わらせちゃう技にも脱帽です
延べにしたら1週間ほどで
これだけのお仕事をこなし
しかも大きな声では言えませんが そのコストパフーマンスは驚き
「いいのかしら?」となんどもN氏に聞いちゃいました 笑
素晴らしい腕のお二人はこちら!
(お二方とも腕も良い上にイケメンですわよ♫ 笑)
では
その全貌をお見せいたしましょう After (引きの写真)
( ここ 劇的 Befor After の BGM♫ 流れてます 笑)
→
この新しい玄関
いらしてくださった方からも大評判
始めての方には「今年になって作った玄関だ」というと驚かれますし
以前の入口を知っている常連さんは もっとびっくり 笑
まだお越しでない方は
ぜひ一度 その素晴らしいお仕事をご覧になりにいらしてくださいね
N氏が作ってくださった後も
自分でちょこちょこ色塗ったり 飾りをつけたり
ご近所のお店のプライスカードを乗せる棚を作りつけたり
楽しみながら 変化を遂げておりますよ
N氏の屋号は 『yomogiya』 とおっしゃいます
素敵な写真と文章で ブログも書いてらっしゃるので
ぜひそちらもご覧下さい
(この物件の記事も是非読んでみて!N氏の木材や土壁 古物建具など 素材への愛着の感じられますよ)
ブログ
N氏の素晴らしいお仕事は 実はこの近隣で結構見られます
建築や大工に興味のある方は
『yomogiya』 物件ツアーなる物をやると
N氏の多彩な才能がご覧になれると思いますよ
何を隠そう
由仁駅前でキャンドルショップを開いている
栗山町のキャンドル作家の櫻井芳枝さんのお店の内装もN氏のお仕事
櫻井さんと会う度に
「N氏は何が素晴らしいって その仕事っぷリはもちろんだけど 人間が気持ちいいのよね~♫」
と 言い合っております
小屋や内装 家でも何でも
自分らしく そしていろいろ相談できて
親身になってやってくれる大工さんを探してらっしゃる方は
ぜひぜひ
『yomogiya』さんにお仕事頼んでみては!
と
熱く語りすぎたかな?(N氏~ ハ―ドル上げ過ぎ~?笑)
でも百聞は一見にしかず
私が大満足の訳もわかっていただける事かと
というわけで
新玄関 ぜひ 観ていただきたいので
皆様のお越しをお待ちしておりますよ~♪