さてさて 火入れ4日目です

実は2日目の一昨日はいろいろ大変でした

初日 早朝から
0℃~800℃くらいまでガスボンベて温度を上げ
その日が終わる頃
自動制御できる灯油に切り替え

2日目に
1390℃くらいまで約20時間くらいかけて 上げていくのですが
今回は1250℃付近で 
なにしてもいつものようには温度が上がらなくなってしまい



これはどう考えても
火入れの最初でやった軽いガス爆発(ガス爆発に軽い重いがあるのか~~~っ!!!)が原因の模様


さ~て 困りました

もし窯の一部が壊れていたとしても
火が入ってしまって すでにもう1350℃

今さら一部を壊して確認はできません

いろいろな症状から
どこが壊れたのか?
なぜ温度が上がらないのか?

錆ついた知識の中から
一生懸命考えるも

中身を見られないので核心は得られません


かと言って


今さら火を止めて窯を冷まして修復作業するとなると
新品の坩堝はもう使えない(1個3万くらいする・・・汗)
修復費用やガス代もまたかかる

なにより
この後やって来る極寒の世界で
修復作業を続ける自分の体力に自信がない。。。。。

年末までと 注文もらっている方にお断りの連絡しなきゃいけない。。。


一応・・・

ガラスを溶かす1350℃前後までは温度が上がるようだし

今晩一晩かかって焼き締めの最高温度まで上がるかどうか見極めて
それでも上がらなければ
火を消すか~~~~~?!


悩みつつも何度も工房と家を往復している母に
我がまま息子はあれしてこれして~!
「ちょっと今夜は勘弁して~」と言っても
父ちゃんが友人の結婚式で泊りでいないので つまんないのか
容赦ありません トホホ


とにかく!
今夜はそんなテトさんをほっておいて工房へつきっきりになるわけにもいかず
様子を見る事に。

窯を作った約19年前の設計図を引っ張り出して来て
壊れたのはどこだろう? 
どうやって確かめよう?
本当に火を消すべきか?
ずーっと悩みながら テトさんを寝かしつけたらまた工房へ行くか?

そう思って添い寝したけれど
結局夜中まで爆睡
(前日温度が上がらず何度も窯の警報に起こされたので睡眠不足でした)


夜中3時頃
はたと起きて 工房へ


するといつもより4時間遅れではありましたが
なんとか1390度まで上がってました


少しホッとして 家へ

このままいつも通り火入れの作業を続けて
ガラスを溶かしてみて
やっぱり温度がうまく上がらず ガラスをうまく溶かせないことになったら

その時は
ガラスが堅くてもできる物だけなんとか作って
火を消して壺がえしよう!

ここまできて何もしないで火を消して
坩堝や修復や火入れにかかった費用を無駄にするより
少しでも何か作れればまだまし

そもそも 火を消さなくてもいいほどの症状かもしれない

温度管理がいつもより難しく
燃費が悪くなる程度で
なんとかやれるかもしれないというわずかな望みにかける事にして

このまま続行することに 

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そして3日目
朝起きて工房へ行くと
思っていたよりも症状は軽く
一応こちらの指定どおりに温度が管理できてるみたい。。。。。

                                                      2日目は不完全燃焼で煙突からモクモク黒い煙が~・・・
                                                      3日目はようやく黒煙が見えなくなった  ホッ
でもさ  

確実にいつも通りではないのは確か 

気を引き締めて
なにが起きても対処できるよう

最悪のパターンも覚悟して
仕事始めましょう


おそらくこのまま何もなければ水曜に坩堝をガラスで洗って
そのまま原料投入

木曜から制作始まります



体の方はなんとか人間の体に戻った感じ
(貧血のドラキュラの体から という意味ね)

でも ホルモンさんの不在のせいか
相変わらず
肩やら肋骨の一部やら痛いし
慢性の左坐骨も怪しいし。。。悪くなるなよ~。。。
(だからいつもは火入れ6日後からガラス吹いてましたが これも1日延ばして7日目からに 無理しない無理しない)


あれあれ~
ヨレヨレ~。。。。。と言う感じで年末へなだれ込みます



無事ガラス吹き始められますように!!!
応援してくださる方はパワーを送ってくださ~~~い♪ (こうなりゃもう他力本願 笑)
(なるべく楽天的に。そして大変なことになっても 「予想範囲内よ~!」と軽く受け入れられるようイメージトレーニングしとこ♪)




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もうすぐ 1年で一番好きな日
冬至

この時期の朝日の美しさが
今の自分の不安や心もとなさを
癒してくれる

ガンバロ~