日曜の夜のこと。
 
1日友達が来ていて 遊びまくって疲れたテトさん。
居間で寝てしまって 起こそうと声をかけても全然起きてくれない。

私は 先週の運動会の綱引きのあとで ちょっと腰の調子が悪かったので
お姫様抱っこでは2階まで運べない。。。

「こりゃ起きてもらわないと~」と寝ているテトさんの腕をつかみ
ぐぐーっと引っ張るようにして上半身を起こしたら・・・

「痛い!痛いよ~!!!」と泣きはじめ
ありゃ?どしたどした?眠いのか?と
痛がったままのテトさんを促し トイレを済まさせ
2階まで手を引いて上がり
まだ痛がっているので そのまま横にならせて
腕が痛くない格好で寝かせたら
そのままスーッと寝入ってしまいました。 

「もしかして腕抜けた?」と思ったものの
抜けてたら痛くて寝れないだろうと思い
やっぱり眠かったからぐずったのね・・・と勝手に納得して私も寝ました。

ところが翌朝起きたテトさん
「痛くて右腕が上げられない!」というので
これはやはり腕抜けたのね~ということで 整形外科へ。

病院はとても混んでいて
でも6歳児が「腕抜けた」とやって来たので
看護婦さんにとりあえず先にレントゲンを…と促され
レントゲンを撮る部屋で お医者さんが来て腕を軽く動かし
「こう曲げると痛い? こっちはどう?」と聞きながら写真撮影。
ひじを曲げたり伸ばしたりしていたら…

レントゲン室から出るなり テトさんわたしの耳元で
「もう全然痛くないから帰りた~い」ですと。笑

結局そうは言っても診察してもらわないとダメでしょうと思い
それから1時間ほど待たされつつも 診察を受け
「抜けてはいないね~ もう痛くないの? じゃあねじれてたのが治ったんだね」
ということで一件落着。


事なきを得て帰ってきました。ホッ




野口整体の流れをくむ 身体教育研究所という会の稽古で
“人の体に触れる触れ方” と言うのを長年稽古してきたのに
自分の息子の肘をねじれさせちゃう触れ方で腕引っ張ったりして
あ~なんと情けないことか。。。。。

思わず 「室野井さんが生きてたら ものすごく怒られちゃうな。。。」と独り言。
(室野井さんとはその稽古会で私を厳しく指導してくださった先生のお名前。
ここ数年お会いできなかったのに 昨年急にお亡くなりなられてしまったのです)

と独り言 言いながらふと気がつくと
その翌日である今日は先生の命日でした。


その偶然に 
「あちゃ~これは確かに先生からのメッセージだわ。。。」と笑ってしまった。

出産後 稽古会に出られなくなって
それまで体に触れる触れ方を始め 柔らかく体を使う使い方や脱力するやり方
いろいろ大事な稽古を繰り返し何度もしてきたのに
今ではそれを復習することもせず
忘れて行くばかり。。。

『せっかく教えたことを無駄にしないで。。。』

そう室野井さんに言われたようで・・・



今晩も居間で寝てしまったテトさん。
自分の腰が痛くとも きちんと体を使えれば
柔らかな体で持ち上げれば 
テトさんを起こさず2階へ運べるはず・・・・・

そう思い
稽古した体の感覚を思い出し テトさんを包むように抱え上げ
ちゃんと起こさずに2階の寝室へ運べました。

『体が一度覚えた感覚は忘れることはない』 

そう指導してくださったことも思いだしました。
1周忌に先生を偲び
先生と稽古した 自分の体に遺っている感覚を
丁寧に味わい直そうと思いました。


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室野井さん
室野井さんのことはまだ折りに触れ思い出します。
1年経っても 喪が明ける気がしません。

体に遺してくださった感覚を
自分なりに探求して行くうちに
いつか喪が明けるのでしょうか。。。