DSC_0551

今年の雪のペンキ屋さんはずいぶん仕事がのんびりです。
毎年この時期には地面はすでに真っ白に塗りつぶされているのに・・・



DSC_0554
       どうやら慌てて
       ここ2~3日で一気に
       塗るらしいですよ
  








さて
窯に火が入りまして 温度も上がり坩堝の焼き締めも終わり 
坩堝をガラスで洗って⇒つぼ洗い と言います
(ガラスを細かく砕いたものを4キロほど溶かして坩堝の内側に塗りたくって細かい汚れをとる作業)
その後ガラスの原料を入れて一晩煮て・・・

昨日から無事に吹きはじめましたよ!
(ようやく始めの1歩に立った



とは言っても・・・
昨日はとにかくひたすらリハビリ。
長期休養していたアスリートがいきなり100メートル走ったりしないように
私もまずは基本のウォーターグラス吹きまくりです。
(笑っちゃうほど吹けないんだな。。。これが 笑)



溶けたガラスを鉄のパイプ(棹)に巻き取るその感覚を通して
ガラスの生地の柔らかさや硬さを感じ

吹き込む息の吹き込み具合で 下玉の肉周りを確かめ

型に吹き込むそのタイミングで
ガラスの動きを追うその感覚を思い出し・・・

とにかくひたすら同じグラスを吹くことで
自分の体を通してガラスの状態を感じる感覚を取り戻して行くのです。



自転車に一度乗れるようになった人が
ずっと自転車に乗らなかったからと言って 乗れなくはならないように

体で覚えた感覚はこうしてリハビリをこなしているうちに
確かに体に戻って来るのがわかります。(とても遅いのですが・・・笑)

今日のラストには何とか基本的な感覚が戻りつつあるのを感じて
リハビリは明日午前には終了と言ったところ。

いよいよ 本格制作始めます。(がんばろ~)


ただ、
自動制御とはいえ まだまだ窯の温度も思ったように上がらない時もあり・・・
(やはり燃費は悪くなっているようで〈去年より断然ましですが〉 
修繕メモで書いた換熱室の大修理は 来年やらなきゃいけなさそう。。。涙)

吹きながらも窯が気になって
普通に仕事出来ているとは言い難い。。。


ドタバタしつつの制作は続きそうです。





火入れ前からかなりハードに動いているせいか ちょっと体も疲れ気味。
今朝は右上半身がむくんでました。(腎臓疲れてます)

これで 制作がうまく行きはじめて 面白くって仕方ない!ってなれば
きっと体の疲れや ちょとの不調なんてすっ飛んじゃうんでしょうけど
何せ辛抱のリハビリ時期

気持ちが落ちないように自分をなだめつつ 
とにかく腕や勘が戻るのを焦らず待ちます。



こういう時期って余裕がないから とかく イライラしがち。

しかも最近テトさんが本当に言うこと聞いてくれない。。。
私もお年頃症状のせいか 感情の抑制が利かず
朝から晩まで怒って叱って怒鳴りつけています。

言い返すことを覚えたからか 
親が言うことは絶対じゃないと思い始めたからか
こちらが「○○しなさい!」っていうことには 1度や2度じゃ言う通りになんかしないし
「○○しないと困るのはあなたでしょ?」と言っても
『いいもんね~』とか 聞こえないふりして動こうとしない。

そうなるとこちらも大人げなく逆上しちゃって
二人でいつも大声で怒鳴りあう始末。。。
(6歳児相手にこんな大喧嘩する大人もいないだろって感じ・・・恥ずかしい)

普段の会話も
母の言い方がヒステリーチックなためか
テトさんもすぐに疳癪起こして
そんなに感情的になるようなことでなくても
大騒ぎして怒ったり・・


もうね
こんな状態がすでに2~3カ月続いてて
私が何かテトさんに対して言うことすべてが テトさんは気に入らない感じ。。。

私も怒る癖や いらっとする癖がついちゃって
何か伝えるのにも どこか口調がけんか腰。


ああ~~~困ったな。。。って
ちょっと育児ノイローゼ気味かも



でも窯に火を入れている時はさすがに
わがまま言う雰囲気じゃないのが伝わったのか

夕飯後 私が工房へ行って仕事している間も
父さんと二人で過ごして寝てくれたようで


工房から戻るとこんな書き置きが・・・
DSC_0556『おかあさんえ(へ)
おこめ
お(を)おとした
のでひろい
ました
ですがけがはいりま
した けをとりました』



台所の床には拾いきれてないお米粒がパラパラ

父さんと翌朝のお米を研ごうとして お米バラまいちゃったのね…
でも母さんが怒ると思って一生懸命拾ったんだね。。。笑



ふとテトさんの母さんがいなくても我慢している様子や
頑張ろうとしている気持ちが伝わってきて
「怒ってばかりでイカンイカン。。。」と反省したかと思えば

翌朝
「書き置き読んだよ~ありがとうね お米頑張って拾ったんだね」と言った後
「でもこの字とこの字が間違っているからきちんとした字を覚えようね~」と私が言うと
テトさんまた疳癪起こして機嫌悪くなっちゃいました。。。

私としては 
せっかく字を覚えている最中で 自分から書こうと思った時に
きちんとした字を覚えちゃえば簡単に頭に入るだろう…と
良かれと思ってアドバイスしたのですが
テトさんは間違っていても 今はただ褒めて終わりにしてほしかったようで…

こうして時間が経つと
「ああ。。。本当はこうしてほしくて こう思ったからああ言い返したんだな…」って
冷静になれるのですが
どうもその時々でそういう冷静さが持てない。。。


怒ってばかりで
憎しみさえ抱いちゃう日々かと思えば・・・

先日は
「あ~母さん あんまりにもいろんなこと一緒にやらなきゃいけなくて
どれも中途半端になっちゃいそうだよ」
「うまくできないよ~~~

と泣きごと言っている私に

テトさんが
「母さんならできる!大丈夫!!!」って言ってくれて
びっくり



そんでそのすぐ後には
またくだらないことで大喧嘩。。。。。



ほんとツンデレテトさんの一言に
感情 振り回されっぱなしです。


3歳くらいにあったイヤイヤ期の次は 
第一反抗期ってやつなのかしらね。。。

何とか乗り切っていきます。