由仁町 工房ワタリガラス 日々のあれこれ   

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・復帰への遠い道のり 2019

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窯直し 冬将軍の 声聞こえ    修繕メモ ③

ギャラリーのラスト営業を週末に控え
今更ながら 慌てて作家さん達の紹介をしつつも
工房の方の仕事も進めております。


しばらくは完全に自分用の写真メモとしてこのブログを利用します。
(だって写真をこういう風に並べて説明入れたりするのって私にはブログが一番やりやすいのですよ)

だから べつに公開しなくてもいいかな。。。と 思ったのですが

以前に窯直しの記事を面白がって読んでくださる方が何人かいらしたので
普通に公開しますが ほんと ガラスの窯とか見たことない人には
なんだかわからない写真の羅列と思います。
いつにも増してお暇な方のみご覧下され~。笑




BlogPaint


さて 前回の続きですが・・・

この写真の赤い字で書いてある窯後方部分換熱室という場所です。

何をするところかと一言で言うと
排気と吸気が熱を交換する場所です。







換熱室イメージ図面


窯前方の溶解炉で燃焼された
空気(排気)は この換熱室の中で 
帯状のジグザグと下から上へ
折り曲げられたような空間
(方向は前方⇔後方法への縦方向)を通って
煙突から排気されます。
*下から1段目・3段目・5段目…と
奇数の段が排気の段です。

吸気煙道形イメージ

溶解炉内で燃焼する空気は 
換熱室の左壁上部から
こちらもやはり帯状の
ジグザグと上から下へ
折り曲げられたような空間
(方向は左⇔右の横方向)を通って
溶解炉の下の方へ吹き出されます。
*下から2段・4段・6段目…と
偶数の段が
吸気の段です。




換熱室の中では
この二つの空気の流れが 互い違いに組み合わさっています。
(方向が縦と横なので組めるわけです)

溶解炉を出るところで燃焼された空気の温度は1300度以上。
それが煙突まで排気される間に
上下で重なり合っている吸気の段の空間を流れる空気へ熱を伝え
吸気の空気が溶解炉の下に噴き出す頃にはかなりな高温に。

すると外気温の空気をいきなり燃焼するより
断然燃焼コストが下がるわけです。
10度の温度の空気を1300度以上になるまで燃やすより
800度以上に温められている空気を1300度以上に上げる方が
少ないエネルギー(私の窯の場合は灯油)量で済むわけです。

行ったん窯に火を入れたら何カ月もつけっぱなしのガラスの窯では
いかに燃焼率を良くするかが必須事項。

この換熱室があるおかげで
私のようなそんなに稼げない
未熟な仕事のやり方の作家でもやって行けてるというわけなんです。

大きなガラス工場の溶解炉には設備として常備されている この換熱室の仕組み。
それを個人のガラス工房の窯に応用させて作っちゃう私の師匠は
やはりすごいな。。と思うわけです。



とここまで書いてきて今日は終了。
(今後 人に説明するのにわかりやすく図面書いたら疲れちゃた・・・笑)

修繕メモ④は その換熱室をばらしたメモになります。
これ、まとめとかないと 
後日、また同じ修理をする際になんだか分からなくなりそうなので
しばらく修繕メモ続きます。




冬将軍すぐそこまで来てますね
湯たんぽにお湯入れてお休みなさ~い。









揺れたけど中はどんなかわからない  修繕メモ ②

前回記事の続き・・・


DSC_2300先週は重い腰上げて窯修繕始めました。

いつものようにドームを上げて
春先に火を消した時に使っていた坩堝をとりだすと…

前回作業中に「坩堝にヒビが入っているのでは?!」と
ビビりまくっていたけれど
何のことはない坩堝は割れてませんでした。
(ただ、坩堝内側の亀裂はかなり深く しかも変な入り方で
やはりあの時〈この時です〉に火を消してよかったんだと思いました)
坩堝が抜けてなかったということは
ガラスも窯の内部に流れ出てはいませんでした。

窯前部の溶解炉部分は見たところ変な損傷はなく異常なし。

つまりは前回の火入れの時の大失敗
プチガス爆発〈ガス爆発時の記事〉の影響は窯前部にはなかった模様。


問題は。。。。。
窯後方の換熱室

ガス爆発の影響を考察すると・・・

BlogPaint窯前部の密閉された狭い空間で
プチガス爆発のエネルギーが
逃げ場を失い換熱室の中を通って
吸気口へ向かい
その吸気口にダンパーとして 
置いていた重い鉄のアングルが
ポ~ンと下に落ちたということは

換熱室の各部の壁にも
そのエネルギーは衝撃を与えていたであろう。。。



換熱室は
自分でキャスタブル(セメントみたいなもの)で作ったパーツと陶芸で使う棚板を
積み木のように組み合わせて作ったものなので
強度的にはいまいち自信がない・・・汗

DSC_0219
しかも!!!

先の大地震で 換熱室の後ろに立てかけてあった
かなり重い輪蓋(これも陶器で出来てる)が
全部ひっくり返っていたところを見ると
当時震度5強はあったであろうから
窯自体がユッサユッサと上下に揺れて
動いた可能性はあるな。。。
それだけ大きく揺れれば組んである
積み木もずれたり割れたりしてるかも・・・



ここまで読んでいて
「見てみればいいでしょ~?」ってお思い?

それが簡単に見られないのです。

下から1段ずつ レンガやキャスタブルを積み上げてできている換熱室。
それぞれの接着面には耐火モルタルを塗りながら組みあがっているので
調べるには 上から全て取り外し
見終わったら また モルタルで接着し直さなければならないのです。。。

しかもその組み方・・・
もう作ったのは19年ほど前になるから
自分で設計した図面見ても 脳味噌が初期化されてて
理解不能。。。


図面とにらめっこすること半日。

やっと何とか内部の構造を再確認。


全部ばらさなくとも 4面あるうちの後方面と左側面だけ外せれば
なんとか内部の空間がすべて確認できることもわかりました。


というわけで・・・



今週はびっちり窯屋さんになりきります。
きっとバラして行ったら 休憩挟んだら どう組んであったか分からなくなりそうなので
1日昼休みも取らず朝から夕方までやることになりそう。。。


とはいえ
やるっきゃないので
頑張りま~す!


というわけで一人気合を入れるための投稿でした!
*この記事の続きは換熱室の内部写真公開!となるか?












ようやくか チャンネル1個切り替わり  修繕メモ①

DSC_0189

さてさて

昨日(え~?まだやり始めてなかったの~???という声が聞こえてきそう)
やっと工房仕事始めましょうか・・・と
掃除しに 夕方(しかも4時ごろから5時まで)工房へ。

そうです。

カテゴリーをご覧ください!

『復帰への遠い道のり 2019』はじまりました!


重すぎるよ私の腰!

ではありますが 
先日札幌出て 道中の車の中
いろいろ考えながら1日動いていたら・・・

ようやくいつもの 
ギャラリー店主⇒吹きガラス屋への転身へのチャンネル(10個くらいあるんですけどね・・・)
1個くらいは

ガチャ!

って音たてて切り替わりましたよ。笑(まだ1個か~!!!



そんでやっとお掃除から。

地震で壊れているであろう窯なおしに取りかかるのは明日くらいかしら…はははのは~



地震で高いとろに飾ってあったサンプルや在庫が落ちて割れてて
(まだそれすら片づけてなかったの~)

箒で掃いてて

1.2メートルくらいの高さからコンクリートの床に落ちているのに割れてない作品とかあって

? なんで割れてないんだろ~??? って不思議に思っています。

本当に小さな傷くらいなら(この先それが広がって割れる心配ないやつ)
そのままお買い得作品にして全額チャリティーに回しちゃおう




まぁ こんな感じで少しずつ
このカテゴリーの記事が増えて行くよう頑張ります。


でも今年はちょっと早めに始めなければならぬ特別な理由もありーので。

そのお話もおいおい。

今日もお片づけがんばりま~す。
(例年よりはまだ全然寒くないので その点はよしとしよう!)














プロフィール

工房ワタリガラス

北海道の由仁町という町でガラス工房をやっております。冬はガラス屋さん 春から秋まで小さなクラフト&アートのギャラリー(テトテト)の店主をやっております。        
息子(テトさん・ニックネーム)の子育て落ち着くまで こんなペースでお仕事変わります。日々の暮らしのあれやこれ 自分の作品や工房の事、Gallery teto² の裏話等々綴っております。
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