由仁町 工房ワタリガラス&Gallery teto² (ギャラリーテトテト) 日々のあれこれ   

                                                                                        北海道の由仁町にある小さなガラス工房と小さなギャラリー                                                                 日々の暮らしの中でささやかだけど幸せをくれる                                                          そんな丁寧に作られた器やクラフト雑貨・アート作品を作家の手からあなたの手へ

 ・北の暮らし

こちらは日々の雑多ブログです
*ギャラリーの詳しい営業情報は姉妹ブログの方をご覧ください!*
http://gallerytetoteto.blogspot.jp/

逞しい北の小さなものたち

冬の猫
                       クイズ:この写真の中には猫は何匹いるでしょう?

おはようございます

まだ日は昇ってませんが。

年末の冬至が過ぎてから 昼がまた形勢逆転
夜の領域におじゃましはじめているのがわかります。
すこしずつ朝が来るのが早くなって 日暮れが遅くなっていくのを感じます。
寒さはこれからますます厳しくなりますが 陽が長くなるだけで
人間どこか前向きになれる気がします。

お日様の力はすごい

北海道は日本列島の中でも一番東にある県(道ですが)なので
どこの県よりも一番先に朝日が昇るのも なんだかうれしい。 



さて、その北海道に暮らし始めて驚いたことの一つに
猫たちのことがあります。

♪「いーぬは喜び庭かけ周り ねーこはこたつで丸くなる」
あの歌詞は北海道の猫には通用しません。

我が家には出入り自由の同居猫が何匹もいるのですが
彼らはどんなに雪が深く積もった朝も
ズボズボと片足ずつ雪に足を取られながらも どこかへ出かけて行きます。

中には1㌔近く離れたおたくで2度目の朝御飯をもらうため
毎日往復している猫もいます。

外でお手洗いをすませるのが習慣となった子のなかには
家の中にもトイレを用意しているにもかかわらず もよおすたびに外へ出かけて行く子もいます。
雪の中でようを済ませると 普段砂や土をかけるように 
真冬でも ちゃーんと雪をその上にかけて(その後「お~冷て~」という感じで 手をぶるぶるとふるい雪をはらうのがかわいい)
もどってくるのです。

どこへ出かけて行くのかわからない子もいたりして。
吹雪いていたって へっちゃらです。

いや~逞しい!

服を着られる人間の方が 寒くなるとなかなか外に出たがらず運動不足になりがちです。
見習わなくちゃね。



もちろんなかには
こたつで丸くなる猫もいますけどね。

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クイズの答え:3匹















しずかな 満月と雪の夜

no2雪が降り積もったあとの
晴れた満月の夜ほど美しい夜はありません

ここは 夜になると車も通らず 
しずかな所ではありますが
雪が音を吸収するのでしょうか
聞こえてくるのは
雪を踏みしめる キュッキュッという音だけ

満月のひかりは 真っ白な雪に反射し
あたりは 本が読めるくらいに明るくなります

あ 遠くで電車の走る音が聞こえる

こんな夜にひっそりと庭に出ると 
自分が一人なんだと感じられて
きりりと気持ちがひきしまります

嫌いじゃないのですよ このかんじ


















氷の彫刻家


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冬の朝 ここ北海道では マイナス15度くらいまで冷え込むと
窓ガラスにこんな模様ができているのを見つけます.。他の土地でも見られるのかしら?)


あまり知られてはいませんが これは“氷の彫刻家”といわれる妖精がせっせと彫った彫刻なのです。


人々が寝静まった夜遅くや早朝 
彼らは作業鞄に手入れの行きとどいた“のみ”や“木槌”を入れ 
それぞれ自分たちの気に入った窓ガラスのところへ さっそうと出かけて行きます。
そして窓についた氷に模様を彫り込むのです。

彫りあげられた模様は一つとして同じものがなく それぞれの妖精の性格によってでしょうか
繊細ではかなげなものから大胆で力強いものまで様々です。

彼らは人間にその姿を見られてはいけないため その日のキャンバスである窓ガラスの前に着くと
瞬時のうちに模様を決め またたく間に彫りあげなければなりません。
時間が足りずに途中で彫るのを断念する未熟な者がいたかと思えば
一見「これは製作途中?」と思えるような 余白を生かした作品を彫るものもいます。
または「やりすぎでは・・・?」と思えるような手の込んだものまで・・・
ひとつとして同じ作品はありません。

短い時間の中でどれだけ素晴らしい作品を仕上げられるかという以外に 
妖精たちがこだわる点は キャンバスになる窓ガラスのある場所です。

朝日が昇り 生まれたての透明なやさしいオレンジの光がまっすぐに差し込む
南東に面した窓ガラスが もっとも人気の 制作意欲が湧くキャンバスらしいのです。
明るい部屋の窓ガラスに彫り込まれた作品はわれわれ人間の目にも留まりやすく
自分の作品を少しでも多くの人間に愛でてもらいたい妖精たちは
文字通り 自分の作品が「陽の目を見る」ことが出来るよう 気に入った窓ガラスを見つけると
キャンバスの取り合いをするほどです。
*「陽の目を見る」という言葉の語源はこの妖精たちの行動から来ているとも言われています。

もっとも 彼らによれば 他にも朝日の射す場所を選ぶ理由があるそうです。
彫り上げた芸術的な作品が 神聖な朝日に祝福され 一瞬 光り輝き
その後 その陽の光によって 作品そのものが溶けてなくなってしまう 
その“はかなさ”が作品には重要なのだそうです。
「昔の作品がさ、ずっと手元に残るってのはさ、自分が成長出来ない気がするんだよね」
ものづくりの はしくれであるわたくしも その気持ち 少しわかる気がします。

でも中には陽の当らない暗い北側の窓ガラスを選び 
なるべく長く 自分の作品が溶けずに残る事を望む妖精もいますし

「彫る事が好きなだけ。だから作品が誰かに見てもらえなくってもいいんです」
そう言って 暗い部屋の窓ガラスでひっそりと仕事をする妖精もいるのです。

そういう妖精達の彫刻は人間であるわれわれの目に留まる機会も少なくなるため
かえって レアな作品として希少価値があるという噂もあります。



私がこちらに暮らし始めて この妖精たちの氷の彫刻を始めて見た時
そのすばらしい造形美に胸をうたれました。

自分も ガラスの作品でこんな美しいものが作れたら・・・

いまでも 憧れです。


本日は彼らの彫刻作品をあといくつかご紹介しますね

植物を思わせる
まるで植物を思わせるかのような造形

繊細手の込んだ作品
繊細な文様ですね~                                     こちらは手の込んでいること!


製作途中?余白

製作途中?                                       余白の使い方が素晴らしい!

陽の光
朝日が差し込んできました

バックの空の色とのコラボ
バックの空の色とのコラボレーションが素晴らしい!


追記:
なんでも 彼らの大事なキャンバスである窓ガラスを
冬になる前に きちんと拭いておかないと
彼らは作品が汚れるという理由で 彫刻の手を抜くそうですから
美しい作品が見たいお方は ぜひ、窓ガラスをていねいに拭いておくことをお勧めします。


















流氷

ただ今冬眠中のGallery teto²
お店紹介や販売作品にまつわる“おはなし”は 
雪解けの季節にまめにアップして行こうかな。。。と準備中です。

あ、そうです。
お付き合いくださっている作家さんや友人の皆さんの中で
ご自分のブログやフェイスブックでこのGallery teto²のブログをご紹介くださったり
リンクを貼ってくださった方々!!!
ありがとうございます。 (皆さん素敵に紹介くださって感謝感謝です)
この場を借りてお礼申し上げます。

北海道の方はもちろん 道外の方にも読んでいただけるのはとても嬉しいのです。
将来このブログを読んだ道外の方が、こちらへ旅行にいらした際に
当ギャラリーにお立ち寄りくださるのが夢でございます。
千歳空港からは車で40分くらいですよ。

「え?お客様、旭川や富良野方面へレンタカーで行かれるのですか?
それなら、ぜひ、空港そばからすぐ高速には乗らずに
ここ Gallery teto²に寄られてはいかがですか?
道内の素敵な作家もののクラフト作品なんかが見られますよ~。
他とはちょっと違うお土産にもなりますし、
何より店主が自信を持ってお勧めする作品は
末長くご愛用できる素晴らしお品ばかりでございますわよ~」
。。。。。妄想はふくらむばかり。うふふ。

そんな北海道に暮らしていない方々にも楽しんでいただけるよう綴っておりますよ。
かえって道内の方にはもうおなじみの話題も出てくるかもしれませんがそこはご愛敬で!  


さて 本題

「流氷初日」 って何のことかご存知ですか? (道内の方は毎年ニュースで聞くのでもうご存知ですよね)
流氷初日とは決められた観測点で海を望んだ時 漂流してきた流氷が 
目で見て海面上に確認できた その年初めての日 
なのだそうです。
流氷って 流れる氷 と書くだけあって漂流してるんですね~。
なんとなく「寒くなって ある朝起きると庭の池に氷が張ってた」というのとおんなじで
気温が下がって海がピシピシッと凍って 流氷になると思ってました。
もっと寒いところで海の表面が凍って 流れて来るものなんですね。

以前 その観測点の一つである土地出身のラジオのDJさんが
こんな思い出話をラジオでしていました。

彼女の小学校は海に面していて、この季節になると生徒たちは授業中はみんなソワソワ。
先生の話も気もそぞろで 皆チラチラ海の方を気にしています。
そしてそのうち“それ”を見つけた生徒のひとりが 椅子を倒す勢いで立ち上がり 
海の方を指さし「あーっ!来たー!!!」と叫ぶ。
すると生徒全員窓際に集まり「来たー!来たー!」と大喜びになるそうです。
先生もその時ばかりは授業を中断し しばし“それ”=流氷の初日を堪能するそうです。

きびいしい冬 流氷がはじめて自分の暮らす町の海に見えた日を
その土地の子供たちはそんなふうに喜んでいるんだ~
となんだかあたたかい気持ちになったのを覚えています。

こちら北海道は たしかにこの季節は昼間も氷点下 
吹雪くし 灯油代やら光熱費もかかるし ウィンタースポーツやらない人は外で遊べないし
緑もなくって 野菜も高いけど・・・
ここにしかない美しさや喜びを みんなで味わいつつ 春を待っているんですね。

一昨日は網走で流氷初日だったそうです。
そしてまた少し経つと今度は「流氷接岸」というニュースが流れます。
流れてきた流氷が海岸いっぱいまで押し寄せることです。

ここからはとっても遠いけれど 以前私も流氷を見に網走の方まで行ったことがあります。
その時は“ガリンコ号” (流氷を砕きながら進むからこの名前?かわいい!)という
流氷遊覧船に乗って遊覧しました。
天然記念物のオオワシが氷の上にとまっていました。
アザラシが見られることもあるそうですよ。


2008_0210_154408-P1020124-2真っ白に凍って波打たない海が神秘的で不思議。
現実には無理だけど
(寒いし小さな船では危ないし進めないから)
手漕ぎボートぐらいの船で しーんとした海を 
スススー としずかに進んでみたい気分 でした 






























節分

皆さま 豆撒いてますか~?
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                                                                        面取り片口  福盛田眞智子

季節を分けるから 節分
明日はもう二十四節気の第1 立春 なんですね~
暦の上ではもう春の始まり

立春から新しい年がはじまるとも考えられていて(各地の旧正月もこの頃ですものね)
元旦と並んで大切な日だそうな(Google調べ)

そういう季節の変わり目は邪気が入り込みやすいのでおはらいをする習慣があり
昔は節分は春夏秋冬4回あったらしいのですが
この冬と春の境目の節分だけが残ったそうですよ(Google調べ)


その“Google調べ”で見つけたのが  「立春大吉」
立春の日に行う厄除けのおまじないだそうで
立春の早朝「立春大吉」と書かれた紙札を門などに貼る事で1年の無病息災を願うものだそうな
*「立春大吉」は縦書きにすると左右対称になり縁起の良い言葉とされており災難から守ってくれるといわれているそうです。

恵方巻き(今年は東北東ですってよ)は最近全国区になってきた習慣のようですが
わたくしは いまいち馴染みがなくって。。。 (商戦に乗っけられちゃってるような気がしちゃって。ははは)
同じ馴染みがないものなら こちらの「立春大吉」のお札を貼るほうをやってみようかしら。。。

何にせよ縁起の良いことはしたくなっちゃうのが日本人ですわね。


そうそう 写真がなぜ 落花生?と思ったあなた!あなたは道外の方ですね!
なんとなんと 北海道では節分の豆まきは 落花生 を撒くのですよ。
びっくりでしょ~!このネタって、TVの某番組でやったかしら?やってなかったら教えて差し上げて!)

こちらに来た当初、この時期にスーパーでなぜ落花生がたくさん売っているの?
わざわざ殻を剥いてピーナッツを出して撒くの??
歳の数だけ食べる時は落花生の数なの、中の豆の数なの???
と疑問だらけでした。
いまだになぜ北海道は落花生なのかは存じません。 
(そこGoogleで調べるとこでしょ!って。笑 興味のある方は調べてみてくださいね)
(ちなみに落花生はそのまま撒いて 後で拾って剥いて食べてます。汚れないから合理的かも)

今夜 家から追い出された鬼たち 
風邪をひきませんように
うふふ

では ごきげんよう



 



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