秋の企画展『秋色奏でて』
10日間の幸せな日々の終わりとともに
近所では稲刈り作業も終盤戦
田植えの前の田んぼを作ったり
稲の苗を育てているところから見ていたので
こうべを垂れて たわわに実った稲穂がかわいらしい事♫
収穫する農家さんもさぞや嬉しくホッとしているのでしょうね
(私も今年は友人の田植えをちょっと手伝ったり その田んぼの稲刈りも来週参加予定 楽しみです♪)
ギャラリーブログの方でも書きましたが こちらでも改めて・・・(本日は長くなりますよ~笑)
10日間素敵な展示会にすばらしい作品を届けてくださいました
4人の作家さん
フエルト作家の コピト(吉川ナミ)さん
七宝焼き作家の 気球堂さん
彫金作家の ヒウラユカさん
イラストレーターの 福田元美さん
本当にありがとうございました。
いらしてくださった方皆様とても楽しんで作品をご覧くださり
お気に入りの子はお嫁に迎えてくださいましたよ。
そして混みあう中 それでもじっくり作品達をご覧くださったお客様方
ありがとうございました
帽子を試されていた方々の 笑顔が忘れられません
皆さん本当に楽しそうで♪
見ていて幸せでした
最終日も 以前 teto²に いらしてくださったお客様で
コピトさんの作品は知らなかった方が遠方からお越しくださり
お似合いのお帽子を見つけられてお持ち帰りに♪
コピトさん曰く
「帽子って被る人が変わるとものすごく変化する
被る人が決まって始めて完成なんだよね~」
その言葉通り
皆様選ばれて行った帽子達はその方を待っていたかのようにお似合いで
被られてお帰りになった方など
もうこの会場に来るずっと以前から
そのお帽子を被ってこられたかのようになじんでいたのが 不思議でした
そして実は この企画展を通して 大きな 学び というか 収穫がありました
それは 自分の作品選びの姿勢を正されたということです
これまで 自分もクラフトの作家として
価格により売れる売れないの線引きがされることは
悲しいことだと感じてきました
手がかけられきちんとした技術で丁寧に作られた美しい物なら
その価値に見合う価格になるのは
当然だと思うから
「高いのね―」の一言で作品を見るのをやめてしまわれる方を見ると残念でした
そして
いざ自分でお店を始めてみたら…
観光の流れでいらっしゃる方も多く 立地条件・OPEN日時 もろもろの条件から
どんなにいい作品であっても高額なものはなかなか売れないのが現実でした
大切な作品を作家さんからお預かりしている以上
動かなければ 置いておいても作家さんに迷惑になります
理想はあれど いつの間にやら セレクトする条件に
「買いやすい価格である」ということが加わり
最近ではかなり重要なポイントになってしまっていたのです
もちろん
いい作品であり買いやすい価格であれば
お客さまに喜んでいただけますし
そういう作品を探してくることは ギャラリーを運営維持していく上で大事な事でありますが
そればかりでは いつまでたっても作品の本当の価値をお客様に理解していただけない
それが
今回『秋色奏でて』を終えて見て・・・
コピトさんの作品は決して手軽に買える価格ではなかったにもかかわらず
コピトさん自身も驚かれたほどたくさんの作品がお嫁入りしました
しかもコピト作品を初めて見た方にもきちんと選んで買っていただけました
この結果を見ていて
猛省したわたくし
「teto²のフアンになってくださっている方々は価格だけでその価値を判断したりしてない!」
「店主の私自信が一番お客様の審美眼を侮っていたのだ」
「これまでなんと失礼な事をして来てしまったのか・・・」
と
もう大反省です 笑
これからは
本当に自分が良いと思う物なら もっと自信を持ってお勧めしよう!
これまで以上にきちんと丁寧に作品の良さを伝えじっくり見ていただけるお店にしていこう!
こんなふうに思えたことは
本当に大きな収穫だったのです
幸福感いっぱいの 実りの大きな展示会となりました
teto² この後しばらくは まだまだ秋色奏でますよ~♫
「店主の勝手に企画!」と題して
『新米楽しみましょ~♫』ということで
常設作家さん+α のご飯茶わんを御紹介するコーナーを設けます
お気に入りのお茶碗探しにいらしてくださいね♫
最後になりますが・・・
『秋色奏でて』 を陰で支えてくれました義理の母に心よりのありがとうを
猛烈押し売り店員のチビさんの相手をずっとしてくれて
いつもやさしい笑顔でどんな遊びにも付き合ってくれて
チビさんの大喜びでした
そして忘れてならないのが
そのチビ店員
いろいろ我慢させちゃたね
君が生まれてきたことがきっかけで始まったこのギャラリー
テトテト歩いていたのが しっかりとした足取りになってきたよ
そしてたくさんの方を連れて来てくれて
作家さんの手とお客様の手とをつなぐ懸け橋になってきているよ
ちびさんいつもありがとう♪
長々書きました
これからも テトテト ゆっくりですが歩いていきます
(実はネーミングの由来はもう一つあるのですが・・・笑)
teto² これからもどうぞよろしくお願いいたします
ご報告まで
* 稲刈りphoto by ファ―ム岩崎